NPO/NGOの仕事が見つかる、求人サイト5選

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「NPOで働きたい」と思っても、一般的な就職・転職サイトではNPO/NGOの求人を見つけられないことも多いのではないでしょうか。この記事では、非営利団体で働いてみたい方に向けて、NPO/NGOの求人に特化したおすすめサイトとそれぞれの特徴についてまとめました。

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目次

(1)国際キャリア総合情報サイト - JICA Partner

JICA Partnerは、独立行政法人 国際協力機構(JICA)が運営する国際協力キャリアに関する総合サイトです。
NGOをはじめ、国際機関、民間企業など、国際協力に携わる求人情報が幅広く掲載されています。
それぞれの団体が主催するイベント情報もチェックできるので、興味を持った団体のイベントに参加してから応募を検討できるのも特徴です。

JICA Partnerにユーザー登録すると、以下のサービス(無料)を受けられます。

  • 求人情報を掲載している団体から、スカウトオファーのメールを受け取れる
  • 掲載団体に対してオファーメールやプロフィール公開でアピールできる
  • 国際協力のキャリアの専門家と相談(対面/オンライン/メール)

これから就職・転職活動をはじめたい方にも心強いサービスです。

(2)DRIVEキャリア

DRIVEキャリアは、実践型のインターンシップや起業支援プログラムを通して1,000名以上の起業家を輩出してきた、NPO法人ETIC.(エティック)が運営するキャリアサイトです。
NPO/NGOはもちろん、社会的企業や地方で課題解決に取り組むローカルベンチャーなど「未来を創る」仕事の求人に特化しています。

24種類の分野から求人を探せるので、ご自身の興味・関心に合致する求人が見つけやすくなっています。
たとえば、子ども、国際協力、環境などNPO/NGOで広く取り組まれている分野から、IT、伝統工芸、医療・メンタルヘルス、ものづくり、エネルギーなど、多岐に渡っています。

また、DRIVEサイト内には、特集記事でNPO/NGOの代表者や働く人のビジョン(目指す社会像や解決した課題など)を紹介したインタビュー特集もあります。
気になるNPO/NGOがあれば、代表者や団体のビジョンについて理解を深められます。

(3)activo(アクティボ)

activoは、NPO/NGOや社会的企業でのボランティア・職員・アルバイトに関する情報サイト。
「こだわり検索」では、ユーザーの関心分野や希望する職種など、細かな条件に絞って検索できます。
たとえば、関心分野では、こども・教育、地域活性化、福祉、スポーツ・アートなど12種類の分野から絞り込みが可能です。

副業やパラレルキャリアなど、多様な働き方や関わり方から検索できることもできるのも特徴。
自分に合った求人にたどり着きやすくなります。

また、インターンやプロボノの求人も充実しています。
フルタイム職員の求人を検討する前に、まずはインターンやプロボノとして関わりながら、団体の雰囲気をつかみたい方にもおすすめです。

(4)FunDio(ファンディオ)

FunDio(ファンディオ)は、NPOなど非営利セクターで働きたい方の「キャリア」や「学習」を応援するWEBメディアです。
NPO/NGOの仕事内容や働き方、社会貢献などをテーマにしたブログ記事や、NPO/NGOで働く人のインタビュー記事もあり、以下のような疑問・不安をお持ちの方にも参考になります。

  • NPO/NGOで働いてみたいけど、実際のところが分からない
  • 企業からNPO/NGOに転職するときに、どんなことを知っておくべき?
  • NPO/NGOでの給与や働きやすさ、キャリア形成が気になる

ビジネスの経験やスキルを活かせる機会を届けるのもFunDioの特徴。
求人情報の一覧には、どのような職種が求められているのか明記されているので、ご自身がお持ちのスキルに合う求人を見つけやすくなっています。
コンサルタント、営業、広報など、「企業での経験やスキルを活かし、将来のキャリアにつながる仕事をしたい」と考えている方にもおすすめです。

(5)JANIC(ジャニック)

JANICは、「NGOの力を最大化すること」をめざす中間支援組織で、NGOの組織強化や政策提言などに取り組んでいます。
JANICのサイト内には、さまざまなNGOからのお知らせが掲載される「NGO インフォメーション」があり、求人情報も更新されています。

約100団体がJANICの会員となっているため、子ども・教育・保健・農業など幅広い分野の求人にアクセスできます。

NPO/NGOの求人情報が集まるその他の媒体

求人サイト以外にも、NPO/NGOの人材情報を収集できる方法があります。
一例をご紹介すると、

  • Facebookグループ「NPO採用情報」に登録する
  • SNSで興味のあるNPO/NGOのアカウントをフォローする
  • Googleアラート(興味のあるキーワードで効率よく情報収集ができる)で「ファンドレイザー」「NPO スタッフ募集」「NPO  XXX(職種) 募集」等を登録する

大手の就職・転職サイトでもNPO/NGOの求人掲載はゼロではない

大手の就職・転職サイトにもNPO/NGOの求人情報は掲載されています。
たとえば、Indeeddodaリクナビネクストでは複数のNGO/NPOの求人記事を見つけることができます。

ただし、サイト全体の掲載数に比べると、NPO/NGOの求人情報が占める割合は限られています。
また、膨大な求人数がある大手サイトでNPO/NGOの求人を見つけるには、いくつかの注意点があります。

  • キーワード「非営利団体」「ファンドレイザー」などで絞り込む
  • サイトによっては広義のNPO(学校法人や福祉法人など)も多く掲載されているため、社会課題の解決をキャリアにしたい人には向かないことも
  • 「NPO」のキーワードのみでは関連しない情報もヒットする。「NPO法人  特定非営利活動法人」など複数のワードで検索するとよい

いかがでしたか。
NPO/NGOの求人を探すには、大手求人サイトだけでなく、NPO/NGOの求人に強いサイトを探すのがおすすめです。

また、NPO/NGOに特化した求人サイトには、それぞれ「得意分野」があります。
国際協力、ソーシャルベンチャー、インターン・プロボノを含めた求人など、ご自身が関心がある分野や働き方から絞ると、知りたい情報にアクセスしやすくなるでしょう。

この記事を書いた人
小島 美緒

大学卒業後ウガンダでエイズ孤児の支援事業に携わった後、外資系証券会社に3年勤務。その後、社会人メンバーとして活動していた(特活)エイズ孤児支援NGO・PLASに職員として参画し、現在は事務局長理事。2人の息子の子育て中。国際協力NGOとライティングの仕事の傍ら、地元の練馬でまちの居場所づくりを手掛ける。皆様にお役に立てる記事をお届けしたいです。

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